熊本県玉名市にある「奥之院」は、蓮華院誕生寺として九州内外からの観光客も多いです。
皇円大菩薩様をご本尊としておまつりする真言律宗のお寺で、現在では『一願成就』『厄払い』として、年間約30万人の方々がお参りに来ています。
パワースポットとしても知られる「奥之院」ですが、今回はその魅力をお伝えしようと思います。
日本最大級の大梵鐘と五重塔
「奥之院」はとにかくスケールが大きい立派なお寺です。
中に入ると早速「飛龍の鐘」が出迎えれくれます。
京都で作られた世界一の大梵鐘で35トンもの重さがあり、昭和52年5月に瀬戸内海を渡ってこの地に納められました。
毎日正午に世界平和を願って鳴らされます。
参詣者の中から6名のみ鳴らすことができるので、「奥之院」に来られた際には参加してみてはいかがでしょうか。
奥へ進むと、そこには五重塔がそびえ立ちます。
この五重塔は上まで登ることができ、一階にはご本尊(皇円大菩薩)様がまつされています。
五重塔の内部では厄払いや祈願をすることができます。
さらに進むと仰々しい門の奥に大仏さまが見えました。
緑の木々に囲まれ、この地を見守っているかのような佇まいです。
門をくぐり、桜ヶ池にかかる極楽橋を渡り、厄落とし坂の階段を上ります。
階段を上がり終えると、間近でその姿を拝見することができました。
この皇円大菩薩様は総高13mと、五重塔や大梵鐘とならぶスケールの大きさです。
奥にはパワースポットがある
大仏さまからさらに奥へ進むと、そこには縁結びの鐘や、皿を投げて厄払いできるスポットがあります。
縁結びの鐘は、「家族の鐘」「恋人の鐘」「隣人の鐘」と分かれており、ご縁を授かりたい鐘を鳴らすとのことです。
もちろん全部鳴らしても構いません。
見晴らしもよく、ここに立つだけで日頃の疲れや悩みが吹き飛びそうです。
帰り道はかわいいお地蔵様が案内してくれます。
全て同じ顔のお地蔵様ではなく、ひとりひとり表情が違って愛らしいです。
「横綱奉納土俵入り」も行われている
「奥之院」は「横綱奉納土俵入り」も行われることで有名です。
季節によって「柴燈大護摩祈祷」や「大梵鐘祈願」、「飛龍旗小学生相撲大会」、「龍火くだり」などのイベントも行われています。
厄払いや祈願はもちろん、多くのイベントなども楽しめるので、玉名市にある「奥之院」へ小さな旅に出かけてみませんか。
【奥之院】
〒865-0065 熊本県玉名市築地1512-77
午前9時~午後5時(最終受付:午後4時30分)
参詣料:大人200円 小人150円
TEL 0968-74-3533
駐車料無料