小さな旅:県内で気軽なドライブ!道の駅へ行ってみよう

コラム

緊急事態宣言もようやく解除され、少しずつ日常生活が戻ってきました。
いわゆる「三密」になりそうな、人の多いところへ行くのは引き続き避けるとしても、ちょっとしたレジャーには出かけたいですよね。

そんな今、ドライブがてら気軽に出かけたいのが「道の駅」。熊本県内だけでも、たくさんの魅力的な道の駅があります。

そもそも道の駅って?

「道の駅」は高速道路におけるSA・PAのような、誰もが24時間利用できる休憩施設で、一般道に作られるもの。
地方自治体と道路管理者が連携して設置しています。国土交通省に登録されており、いわば行政のお墨付きがある施設です。

ドライブ中の休憩施設として利用するほか、買い物のため道の駅そのものを目的に出かけるという人も多いでしょう。
産直野菜や新鮮な魚介、特産品などがスーパーよりもずっと安く手に入ることも多いですよね。

1991年に一部の地域で実験的に作られ、またたく間に全国へ広がりました。
道の駅の普及に伴い、昔ながらの「ドライブイン」が次々に姿を消していったのもまた事実でしょう。レストランや売店、ずらりと並んだ自販機のあるドライブインは、平成生まれなどの若い人にはなじみがないかもしれませんね。

道の駅として登録するためには条件があり、24時間利用できる一定数の駐車スペース、トイレ、24時間利用可能な電話、情報提供施設を備えた施設でなければなりません。

道の駅に広めの駐車場、売店のある建物とは独立したトイレ、観光案内所などがよく見られるのはそのためです。そのほか土地の特色を生かしたレストラン、直売所などのほか、公園や温泉などが併設されるケースも。

近年では、防災拠点としても見直されており、非常用電源が整備されていたり、非常食や飲料水の確保などが行われています。熊本地震の後、断水が続いている間は道の駅の温泉へ行っていたという人も多いのではないでしょうか。私たちの暮らしに欠かせない存在になりつつありますね。

熊本県内にはどんな道の駅がある?

全国に1200箇所近くある道の駅。2020年5月現在、熊本県内にあるのは下記の33箇所です。(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、時短営業などの対応を行なっている場合があります。)

小国、波野、旭志、大津、坂本、不知火、有明、鹿北、七城メロンドーム、泗水、きくすい、清和文楽邑、通潤橋、竜北、錦、たのうら、子守唄の里五木、宇土マリーナ、阿蘇、みなまた、うき、そよ風パーク、大野温泉、美里 佐俣の湯、上天草さんぱーる、うしぶか海彩館、あそ望の郷くぎの、水辺プラザかもと、すいかの里 植木、芦北でこぽん、崎津、天草市イルカセンター、人吉

さらに、令和2年度中にオープン予定の施設として、「宮地岳かかしの里」もあります。

農作物だけでなく、スイーツ類などの食べ歩きも楽しみの一つですね。

濃厚なソフトクリームが人気の「道の駅 小国」や

ASO MILKのジェラートに行列ができる「道の駅 あそ望の郷くぎの」などがSNSで注目されています。

また、今注目したいのが「道の駅 通潤橋」。2020年4月に熊本地震からの修復作業を終えたばかりの通潤橋が目の前という立地です。

マナーを守って利用しましょう

人気の高い道の駅は、週末などにはすぐに駐車場がいっぱいになってしまうことも多いもの。
「道の駅阿蘇」などは全国的に名を知られていることもあり、県外からの観光客なども多く訪れます。

みんなで譲り合って、長居しすぎないようにしたいものですね。

なお、全国にある道の駅は「道の駅 公式ホームページ」でも情報収集できます。2020年5月現在では休業や時短営業中の施設もあるため、最新情報をチェックしてからお出かけください。

(記事内でご紹介した道の駅の写真は、過去に撮影したもののため、現在の状況と異なる場合があります。)

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