ステイホームをキーワードに、自宅で過ごす時間の多い昨今。
読書は家で楽しめる趣味のひとつです。
家にある本はあらかた読んでしまったけれど、多くの人が集まりそうな大型書店や図書館に行くのはまだ控えたい、という人も多いでしょう。
さらにこれから梅雨や台風シーズンに入ります。天候の悪い時でも新しい本に出会う手立てがほしいですよね。
そこで取り入れたいのが「電子書籍」。
なんとなく敬遠してきたという人も、今回のコロナ禍を機に始めるケースもあるようです。
2010年頃から市場に出回り始めた電子書籍ですが、実際どんなものなのか、どれがいいのかはなかなか分からないもの。
今回は電子書籍についてご紹介します。
そもそも電子書籍って何?
電子書籍とは、活字の本を電子データの形にし、データをダウンロードして電子機器の画面上で読むもの。紙の本と違って形がありません。
電子書籍を読むための専用の端末もありますが、ほとんどの場合はすでに持っているスマートフォンやタブレット端末で読めます。
すでに画面が大きいスマホやタブレットを持っているという人はそれを使うのも手。
ただし専用端末を使うと実際の本に近い雰囲気で読むことができ、目にもやさしい仕様となっています。バッテリーのもちも良いので、移動中や旅行先などで読むのにもオススメ。
まずはスマホやタブレットで電子書籍を始めてみて、もっと活用したくなったら専用端末を購入するのも良いでしょう。
データを購入する仕組みなので、スマホから専用端末に移行してもそのまま読むことができます。電子機器が故障しても大丈夫なので安心ですね。
どうやって利用するの?
紙の本を買う時には書店に足を運びます。
電子書籍を買う時には「ストア」と呼ばれるサイトを訪れ、ほしい本を選んでダウンロードして購入します。
代表的な電子書籍ストアには
・Amazonが運営する「Kindleストア」
・楽天が運営する「楽天Kobo電子書籍ストア」
・イーブックイニシアティブジャパンが運営する「ebookjapan」
などがあります。スマホやタブレットであれば、無料のアプリをダウンロードすればOK。
Kindleや楽天Kobo touchなど電子書籍の専用端末を持つ場合は、それぞれ対応しているストアーで購入した電子書籍しか読み込めない点に注意しましょう。
電子書籍のメリット、デメリット
外に出なくても本が手に入るということの他にも、電子書籍にはさまざまなメリットがあります。
また、一方ではデメリットも。下記のような両面があります。
【メリット】
・同じタイトルの紙の本に比べて安く手に入る場合がある
・本棚などの保管場所をとらない
・分量の多い本でも持ち歩きが簡単
・定額読み放題プランがある
【デメリット】
・電子化されている本でないと読めない
・端末の電池切れで読めなくなる
・スマホなどで読むと紙の本に比べて目が疲れる
・装丁や紙の質感を楽しめない
紙の本と電子書籍は、それぞれの特性を補い合うような関係かもしれません。
電子書籍のメリット・デメリットを生かして、時と場合により紙の本と使い分けていくのもおすすめですよ!