小さな旅:神々の里、高千穂へ

特集

今回の小さな旅の舞台は宮崎県。高千穂町を訪ねます。

天孫降臨や天岩戸などさまざまな神話の舞台となった地であり、近年ではパワースポットとしても人気の高千穂。

見所の多い高千穂ですが、中でも代表的なスポット3箇所をご紹介しましょう。

スポットその1:高千穂峡

まずは国の名勝・天然記念物の高千穂峡へ。

フォトスポットは、日本の滝百選にも選ばれた真名井の滝(まないのたき)です。

柱状節理と呼ばれる独特の地形が印象的ですが、これは阿蘇山の噴火によって流れ着いた火砕流が急激に冷やされてできたもの。

また、高千穂峡には定員3名の貸しボートがあるので、乗ってみるのも良いでしょう。

基本料金は1艇3,000円、乗船料金は1人あたり1,000円(2020年11月現在)

ボートは当日受付も可能ですが、大人気のため事前にインターネット予約を入れておくのが確実です。

スポットその2:高千穂神社

高千穂エリアには神社が多くありますが、必ず訪れたいのが高千穂神社です。

1900年前の創建と伝えられ、本殿は国の重要文化財に指定されています。

御祭神は

高千穂皇神(たかちほすめがみ)・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)・木花開耶姫命(このはなさくやひめ)・
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・豊玉姫命(とよたまひめのみこと)・
鵜鵝草葦不合尊(うがやふきあえずのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・十社大明神(じゅっしゃだいみょうじん)・
三毛入野命(みけぬのみこと)・鵜目姫命(うのめひめのみこと)

などの神々です。

泊まりがけで時間がある時には、ぜひ夜神楽を見学しましょう。毎晩20時から奉納されており、誰でも見学できます。

拝観料は1,000円(2020年11月現在)です。

高千穂の夜神楽は全部で33番あり、夜通し行われるもの。
高千穂神社では中でも代表的な「手力雄の舞」「鈿女の舞」「戸取の舞」「御神体の舞」が奉納され、1時間ほどで見学できます。

スポットその3:天岩戸神社

続いて参拝したいのは天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)。

天照大神が身を隠したと言われる天岩戸を御神体とする神社です。

御祭神は大日霎尊(おおひるめのみこと)。あまり聞きなれない名前ですが、天照大神の別称です。

本殿から徒歩15分ほどの距離にある天安河原(あまのやすかわら)にも合わせて訪れましょう。
天照大神が身を隠したために世界が真っ暗になった際、神々が集って話し合いを持った場所と言い伝えられています。

五ヶ瀬川の清流沿いを歩いて行くと、突き当たりには洞窟があります。
入り口には鳥居が立ち、奥には社殿も。清流の音を聞きながら、心静かに祈る人たちが後を絶ちません。

高千穂エリアの旅

高千穂は宮崎県にありますが、最寄りの空港は「阿蘇くまもと空港」。

熊本県内、阿蘇エリアと合わせて訪ねるのがおすすめです。

今回ご紹介した以外にも、国見ヶ丘やあまてらす鉄道など、まだまだ見所の多い地域です。

ゆっくり観光をして回り、夜神楽を拝観して高千穂の宿に泊まると良いでしょう。

高千穂の旅館・ホテルは、夜神楽の時間に合わせた宿泊者の送迎サービスがあることが多いので、問い合わせてみてくださいね。

 

【高千穂峡】

所在地:宮崎県西臼杵郡高千穂町向山

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