「若者向けの買い物施設」と侮るなかれ。サクラマチクマモトは植物の宝庫

特集

昨年9月に交通センター跡地に華々しくオープンした「サクラマチクマモト」。オープンした日から連日大勢のお客様でにぎわっている複合型商業施設です。

気になるけれども、結局若い人向けの買い物施設ならば…。と二の足を踏んでいる紳士淑女に朗報。

実はサクラマチクマモトは若者向けの施設ではなく、落ち着いた大人こそ楽しめる空間なのです。

今回は、サクラマチの「外」にある沢山の植物たちをご案内いたします。

1階~2階は桜ゾーン

熊本市パスート24辛島公園側にある外階段から登ってみましょう。

 

最初に目に飛び込んでくるのは、目も覚めるような濃厚なピンクの桜。

サクラマチ広報Wさん

「これがヨウコウザクラです。濃いピンクが特徴です。1階にはソメイヨシノ。2階にはこのヨウコウザクラと白っぽい花を咲かせるウミネコザクラが植えていますので、それぞれ楽しめますよ」

ヨウコウザクラは、私たちが想像している桜とはちょっと印象が違い、シャンとした立ち姿で鮮やかな色を付けるのが特徴。見ていてなんだか背筋がピンと伸びる、そんな凛々しさがありました。

3階4階は色とりどりのハーブ

続いて3階~4階へ。ここでは様々な種類のハーブを楽しめます。

紫色のサルビアなんて初めて見ました。よく見るとうぶ毛なんかもあって、力強い印象を持ちます。

サクラマチ広報Wさん

「3階はカラフルなハーブを取り揃えています。先ほど見てもらった紫色のサルビアですが、あの紫部分実は花弁の付け根なんです」

ーそうなんですね。それでは花はどの部分なんでしょう?

サクラマチ広報Wさん

「花は、紫色の先端から白い花を咲かせます。秋ごろに花をつけますので、その時期にまた」

春の訪れを伝えてくれるミモザも今が満開。春風にのってヒラヒラ黄色のカーテンのよう。

大きな休憩場所も確保。

各階ごとに休憩場所は順にされていますが、個人的におすすめなのがこの4階の休憩場所。他の階と比べて、ゆったりと座れるよう大きく、そして広く確保されているんです。

外の空気をいっぱい吸って、しばらくここでお茶でも飲みながら英気を養いましょう。

5階はお孫さんと来ても楽しめる

5階は保育園が併設されているので、小さなお子さんでも楽しく遊べる場所になっています。

大きなくまモンが目印。

そしてここの階ならではのポイントがあるのだとか。

サクラマチ広報Wさん

「そうなんです!くまモンの奥を見ていただけますか?よく目を凝らせばわかるんですが…」

―あっ!熊本のシンボル!

サクラマチ広報Wさん

「そう!熊本城!ここくまモンと熊本城を同時に撮影できる写真撮影ポイントなんです」

5階では熊本を代表するゆるキャラくまモンと、熊本を代表する熊本城が夢の競演。ここは見のがせません。

くまモンの横には小さい子が遊べるような遊具が設置。

屋上は小さな植物園

さあいよいよ屋上です。屋上テラスにはテントが張っているので、多少の雨であればここでしのげますし、日差しが厳しいときには、日陰の休憩所としても活用可能です。

屋上では遊歩道が完備。芝生もあるので、まだヨチヨチ歩きのお孫さんと一緒に遊んでも安心です。

遊歩道を進んでいくと浅めの池もあります。

夏場で大人が見守っている環境であれば、ちょっとした水遊びも可能とのこと。

もちろん椅子もあるので、「少し疲れたな」「座ってゆっくりしたいな」というときにはどうぞご利用ください。

遊歩道を進んで行くと、石渡も。ちょっとした冒険気分で渡ってみましょう。

目の前には小さな、だけども水量が豊富で見ごたえのある滝が現れます。

控えめだけれども可憐なボケの花や

だいだいなどの実がなる植物も迎えてくれますよ。

サクラマチ広報Wさん

「週末、そして晴れた日限定ですが屋外の滑り台も自由に使えます。ぜひご活用ください」

少し喉が渇いたな、お腹すいたなという場合には、店内で飲食ができますから、1日サクラマチで過ごせるほどの充足感です。

「急に孫を預からないといけなくなった」「公園が自宅近くにない」といった場面でも使えるのではないでしょうか。

どこにあるのかな?クイズ!

これからご紹介する花々はこのサクラマチクマモト内に必ずある植物たちです。「どこにあるのか?」を探しながら、散策されても楽しいものですよ。

利休梅(りきゅうばい)

上品な花であることから、茶室に好まれている。千利休も愛されていたというところから、この名になったとの逸話もある。

クロビジン、ユウフォルビア

ぜひサクラマチで見つけてみてはいかがでしょうか?

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