小さな旅:北の大地の農学校「北海道大学」を見学

特集

ちょっと遠出をして北海道に出かけてきました。

北海道で見つけたちょっとした風景を、この「小さな旅」シリーズでいくつかご紹介していきたいと思います。

まず初めは、札幌市にある北海道大学。

熊本大学に五高記念館などの歴史的な建物があるように、北海道大学にも古い建物が多くあります。

北海道大学とは

北海道大学の前身は1918年に設立された北海道帝国大学ですが、始まりは1876年創立の札幌農学校になります。

初代教頭(事実上の校長)であったクラーク博士の言葉「Boys be ambitious.」(少年よ、大志を抱け)は有名ですね。
現在でも北海道大学のモットーとして受け継がれています。

キャンパス内にも、クラーク博士の銅像が設置されています。

都心に広がる、緑豊かなキャンパス

大都市である札幌駅のほど近くとは思えないほど、広大な敷地を持つ北海道大学。

札幌キャンパスだけでも東京ドーム38個分もの広さがあると言われ、函館キャンパスなども含めると、大学の総敷地面積としては国内最大の規模(660平方キロメートル)なのだとか。

都心にありながら緑が豊かで、散策に訪れる地元民や観光客が後を絶ちません。

全国から集まる旅行者へ向けた案内看板やお土産品を売るショップなどもあるので、観光スポットとして楽しめますよ。

こちらは美術館かカフェのようにも見えますが、キャンパス内にあるコンビニエンスストア。

北海道ローカルチェーンの「セイコーマート」です。お天気の良い時には、コーヒーを買って、ベンチでゆっくり過ごすのもおすすめです。

ポプラ並木

北海道大学と言えばポプラ並木。全長300メートルほどの長さがあります。

木の老朽化が進んでおり、台風で倒壊するなどの被害も出ているため、残念ながら並木道への立ち入りは制限されています。

並木道の入り口から写真を撮って楽しみましょう。

また、秋には紅葉の美しいイチョウ並木も。訪れた際にはまだ青葉でしたが、色づいたところもぜひ見てみたくなる、見事なイチョウです。

農学校の記憶

北海道大学の前身は、札幌農学校。

新しい建物も増えた北海道大学の敷地内で、そんな古い時代の記憶を色濃く残している一角があります。

重要文化財である「札幌農学校第2農場」。木立の中に、赤レンガ造りの古い建物が並んでいます。

アメリカ中西部に見られる、開拓時代の建物を思わせるような雰囲気です。

現役の学生が授業に使うエリアではないため、周辺はとても静かです。

札幌観光の定番!

とにかく広い北海道大学。

JR札幌駅から徒歩7分の場所にある正門から入り、中央ローン・農学部棟・古河講堂・イチョウ並木・ポプラ並木・第2農場と回るには、駆け足でも1時間ほどかかります。

できれば博物館やカフェにも立ち寄る前提で、2時間ほど見ておくのがおすすめです。

時計台や大通公園などの定番スポットとともに札幌観光コースにぜひ組み込んで、散策してみてくださいね。

正門脇の売店に寄って、北海道大学認定製品のクッキー「札幌農学校」を買うのも忘れずに!

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