将来のために、お墓の購入を考えている方も多いかと思います。しかし、どのくらいのお墓の広さのお墓を用意すればいいのか良く分からないですよね?
お墓の広さの単位は一坪ですが、一般的な住宅や土地などの一坪とは違います。
お墓の一坪と、一般的な住宅や土地などの一坪との違いはどういったところにあるのか、相場価格も踏まえた上で説明していきます。
お墓の単位は坪で表す
亡くなられた家族や大切な人を供養するためにお墓を建てようと考えている方も多いはずです。また、すでに先祖代々受け継いできたお墓を持っているという方もいます。
住宅を建てる前は土地を購入しますが、それと同様お墓を建てる前にも土地を購入しなければなりません。その時に、土地の広さを表す単位は、住宅と同じく坪という単位を使うのが一般的です。
一般的にお墓の広さは何坪くらい?
お墓は住宅とは違い狭い土地で立てることができますが、どのくらいの土地が必要なのかいまいち分かりませんよね?
お墓のお建てるのに必要な坪数は、都心部では0.5坪から1坪が多く、その他の都道府県はだいたい1坪から2坪となっています。都心部では土地が少なく、価格も高いため、その他の都道府県と比べると坪数も小さくなってきます。
ここで気になるのが、お墓を建てるための一坪はいくらぐらいが相場なのかということです。
お墓を建てる際に必要な土地の購入料を永久使用料といいます。この永久使用料は、一般的な土地の価格と同様に地域や管理者によって差があります。
おおよその相場は、都心部では約160万円から200万円、その他の都道府県では約40万円から100万円といわれています。しかし、この数字はあくまでも目安ですので、具体的な金額を知りたい方は、お墓を建てたいと思っている地域や土地の管理者に尋ねてみて下さいね。
お墓の一坪は普通の一坪とは違う
お墓を建てる土地を購入する際に、気をつけておかなければならないことはお墓の一坪は、普通の住宅を建てる土地の一坪とは広さが違うということです。
住宅を建てる際の一坪は畳2枚分の大きさ、約3.3㎡です。
それに対し、お墓の一坪が表す広さは約0.8㎡となっています。0.8㎡という畳半分くらいの広さです。
住宅を建てる際の一坪という感覚でお墓を建てる土地を購入すると、そこに大きな差があるのでとても狭く感じてしまいます。
また、気をつけておかなければならないのは、 お墓の一坪は法律で定められた広さではないので、地域や管理者によって違うということです。しかし、お墓を建てる際の一坪は、住宅を建てる際の一坪よりも広いということはありませんので、そのことを理解しておいた方が良いでしょう。
お墓を建てる土地の広さにより、立てることのお墓の種類も違ってきます。先にお墓を購入してしまうと、土地の広さが足りずにお墓を建てることができなくなってしまう場合もありますので、まずは土地探しからすることをおすすめします。
「坪」と「聖地」の違い
お墓を建てるための土地の広さを表す単位は、「坪」の他にも「聖地」や「霊園」などといったものがあります。
先述したように土地の広さの単位を「坪」で表す場合は、一坪約0.8㎡で、畳半分の大きさに相当します。
それに対して、「聖地」という単位はあまり聞き馴染みのない言葉ですよね?
「聖地」は主に関西方面の寺院墓地で使われる単位となります。 この「聖地」という単位の土地の広さは、墓地や霊園によって違います。
また、一聖地を最小単位として売っているというわけではありません。
もし、土地の広さに「聖地」という単位を使っている墓地や霊園があれば、一聖地はどのくらいの広さなのか、価格はいくらなのかということをしっかりと確認しましょう。
基本的に一度建てたお墓は移すことができないので、後々のトラブルを防ぐためにも確認は重要ですよ。
「坪」と「霊園」の違い
お墓を建てるための土地の広さを表す単位として「坪」や「聖地」の他にも「霊園」 といった単位があります。
「霊園」 は主に公営の霊園で使われる単位です。一霊園の広さも一坪と比べて異なり、一霊園約1㎡となっています。
公営の霊園で使われる単位なので、ほとんどの霊園で一霊園の広さは同じだと思いますが、その地域によって違う場合もあります。ですので、「霊園」の場合もどのぐらいの広さなのか事前に確認した方が良いでしょう。
お墓を建てる土地はその地域や管理者によって単位が異なる
お墓を建てる際の土地の単位は、その地域や管理者によって異なります。「坪」の他にも「聖地」や「霊園」などの単位がありややこしいです。
また、お墓に関する広告で使われる面積の単位も、地域や管理者によって異なるので注意が必要です。広告を見て安いと思っていた土地でも、他の単位と比べると割高だったりします。
お墓の単位や広さ、相場の料金など法律で定められたものはありません。そのため、自分の思ってもみない料金を払わなければならないことも多々あります。
なるべくたくさんの墓地や霊園と料金を比べてみて、ご自身の納得できる土地を探した方が良いでしょう。