今回の食の旅は、ミシュラン熊本にも掲載された玉東町の木葉駅前にある「そば是 上々吉」に訪れました。
全国からこだわりの蕎麦の実を選び、毎朝石臼で挽いているこだわりのそば屋さんです。
打ちたての蕎麦が食べられると人気のお店で、R60世代の多くの方が訪れるとのことです。
古民家風の店内にはジャズが流れる
おいしい蕎麦の条件として、「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の「3たて」があります。
「そば是 上々吉」はこの「3たて」を満たした蕎麦が自慢です。
なんでも、蕎麦の魅力に惚れた店主が定年退職後に始めたお店だそうです。
早速店内に入ると、そこは古民家を改装したような良い雰囲気のお店です。
店内にはジャズが流れ、ゆったりと落ち着いた空気感が漂っています。
テーブル席と座敷に分かれているので、ゆっくりとくつろいで蕎麦を食べることもできます。
蕎麦には「十割」と「弐八」があるようです。
十割蕎麦はつなぎを使わない蕎麦のことです。
蕎麦を打つときは、「つなぎ」を入れます、つなぎが無くて蕎麦粉だけのそばを強調する意味で「十割蕎麦」といいます。
つなぎとは小麦粉のことで、小麦粉に含まれているグルテンがつなぎの役目をします。
この「つなぎ」の比率が、2割なら二八蕎麦、つなぎ1割なら九割蕎麦というのだそうです。
奥深い味わいの「鴨せいろ」
早速、「鴨せいろ」の十割を頼んでみました。
蕎麦の爽やかな香りと、鴨の食欲を刺激する臭いが漂ってきます。
テーブルには蕎麦のおすすめの食べ方が記載してありました。
つゆは少し濃いめなので、蕎麦の端をも少しつゆにつけて食べるのが良いそうです。
早速、頂いてみましょう。
しっかりとしたコシがありとても美味しいです。
蕎麦の風味と食感、そして蕎麦とつゆと薬味が雑妙にマッチしていて思わず顔がほころびます。
前日までに予約すれば、外皮ごと挽いた「玄粒粗挽き蕎麦」を味わうこともできるとのことです。
「玄粒粗挽き蕎麦」はとても珍しいので、是非とも食べてみたいですね。
ミシュラン熊本にも掲載されている名店
蕎麦を食べ終えると、スタッフの方が蕎麦湯の飲み方を教えてくれました。
そばつゆを蕎麦湯で、5:5くらいの割合で割って飲むとよいのだそうです。
そば湯の風味が全身に広がり、体も温まります。
なんでもこの「そば是 上々吉」は、2018年のミシュラン熊本に掲載されたお店だそうです。
美味しいという噂が元から広がり、今では全国の蕎麦好きの方々が集まってくるとのことです。
メニューには天丼などの丼物もあるので、蕎麦好きの方はもちろん、蕎麦が苦手な方でも美味しく楽しめるお店ですので、是非一度お越しください。
【そば是 上々吉】
所在地:熊本県玉名郡玉東町大字木葉600-3
営業時間:11時~14時30分
電話番号:0968-85-6866
定休日:火曜