【FPに聞くマネープラン】初めの一歩!「ライフプラン」を作ってみよう

特集

老後のお金が心配…ではあるものの、具体的にどこから手をつけたら良いか分かりません。
そんな時にファイナンシャルプランナー(FP)に相談すると良いと聞きますが、よく分からない…。

というわけで、今回やってきたのは熊本市中央区世安町。株式会社みらいコンシェルジュが運営する「CRAS(クラス)」です。
テレビCMでも見かけたことがある「CRAS」は家を建てる時の相談窓口というイメージが強いかもしれませんが、家を建てる予定がなくても大丈夫。

誰でも無料でFPに相談できる窓口です。

ファイナンシャルプランナーへ、突撃!

—こんにちは、R60編集部です。今日はR60世代の読者層、おおよそ50代以上のマネープランについてお話を聞きにきました!!

高見 初めまして。ファイナンシャルプランナーの高見です。

—老後のお金の問題について、心配や疑問は色々ありますが、正直どこから手をつけたら良いのかも分からなくて…。

高見 そうですね。老後は心配だけれど、どうしたら良いのか分からないという方は多いかもしれませんね。

—例えば退職金が入ったら住宅ローンを完済した方が良いのか、どんな風に資産運用したら良いのか、とか教えて欲しいです!!

高見 おっ、急に具体的に来ましたね。でもそれは、一言では答えられないですね。

—えっ、なぜ答えられないんですか??出し惜しみ??

高見 いえいえ、出し惜しみしている訳ではないですよ(笑)。なぜなら

・退職金で住宅ローンを完済すべきか
・どのように資産運用するか

という問いへの答えは、それぞれの人によって違うからなんです。

一般的に良いと言われていることでも、その人の現在の状況に対してベストな選択とは限りません。

—確かにそうかもしれません。では、自分に合う選択はどうしたら分かるんでしょうか?

まずは「ライフプラン」をシミュレーション

高見 はい。まずは「ライフプラン」をシミュレーションしてみることから始めましょう。

—ライフプラン?

高見 家族構成、年齢、収入、支出。ライフイベントなどを想定して、90歳ごろまでの経済的な状況をシミュレーションしてみるんです。

まずはヒアリングシートをもとに色々とお話を聞き、ライフプランを作ります。いくらくらい食費に使っているかなど、細かいこともお聞きしますよ。
いくら収入があって、日々の生活費にこのくらいかかる、という風にエクセルシートのようなシステムへ反映させます。車の買い替えや自宅のリフォームなども想定します。
たとえば5年後に車の買い替えにいくら、10年後に水回りのリフォームでいくらなど。まとまったお金が必要なイベントも入力しておきます。

それで全て可視化して、明確にしてみることで、初めて老後の戦略が立てられるんです。

—なるほど。シミュレーションしてみると、そもそもどのくらい貯金が必要かとか、年間どのくらいコストがかかるかとか、分かるんですね。

高見 そうですね。もちろん資産運用そのものは良いことなんですが、そもそもいくら投資に回せるのかを一度ちゃんと計算することが大切なんです。

収入でいえば公的年金(場合によっては+企業年金)の予定額をベースに考えますが、年金だけを当てにする時代はそろそろ終わりかもしれません。
これからは何歳まで働くか、というのもポイントになります。

現実的なライフプランニングをしてみて、どのタイミングで繰り上げ返済をするか、いくら投資に回せるかを検討できます。
どのくらいの期間でいくら投資するか分かれば、具体的な投資先も決めやすくなりますね。「シニアライフプランニング」はとても大切なものなんです。

剰余資金がいくらかも分からないまま銀行や証券会社に行っても、いくら投資するかの判断は難しいですよね。

場合によっては「今は投資をしない」と言う判断が必要な時もあるかもしれません。今の自分の状況を整理して可視化してみると、さまざまな判断がしやすくなりますよ。

—退職金が入ったら舞い上がってすぐ銀行に行ってしまいそうですが、まずはライフプランをしてからですね。

高見 支出面では、ただダウンサイズするだけではない点に注意が必要です。
例えばスーツやクリーニングにかかるお金は減るかもしれませんが、趣味に使うお金など、新たな支出が出てくるケースも多いものです。

ただし保険は小さくできる可能性が高いですよ。一般的な「更新型の保険」では年齢が上がるつれてどんどん高くなっていくので、そのまま更新していくと大変なことになる場合も。
早めに一生ものの保険に切り替える選択肢もありますし、そもそも現役で子供にお金がかかる頃と同じ保障は不要ではないか、という検討も必要です。

—ちなみに…そんなに色々と無料で相談できるというのが不思議なんですが、大丈夫ですか?

高見 大丈夫ですよ(笑)。

—で、でも会社としては無料で受けていたら商売にならないかなって心配です(笑)!

高見 「CRAS」を運営する(株)みらいコンシェルジュはもともとも不動産仲介業を行っていますし、ライフプランを作る中で、通信費や保険料を過剰に払っているかもしれない、となった時にもやるべき仕事があります。
例えば携帯電話代を見直そうという話になれば、格安SIMの「X-mobile」の手続きをお手伝いします。保険も、現在の状況に合わせて不要なものを外した保険をご紹介することもあります。
このように私たちはさまざまな事業を行っていますから、お客様は無料でライフプランニングを利用できるんですよ!

ライフプランは、いつでも必要なもの。

—老後のマネープランを考えるなら、具体的な投資先などを考える前にまずはライフプランを作ってみるということですね。

高見 はい。ライフプランは、どのような年齢であっても必要なものです。
R60世代で言えば、これまで1度もシミュレーションしたことがない場合はもちろん、ずいぶん昔に作ったものがあっても、その時と状況が変わっていれば何度でも作り直していきましょう。
定年で再雇用になった、子供が独立したなどの変化があれば、何度でもご相談くださいね。

—マネープランを作って可視化することで、戦略的に動くための土台ができそうで心強いです。漠然とした不安がある人は、まずFPの無料相談でマネープランを作るところから始めてみると良いですね。本日はありがとうございました!

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