相続税はクレジットカードで納付できる?

お役立ち情報 相続知識

亡くなった方の遺産を引き継いだ際に、相続税を納めなければならない場合があります。

相続税の申告・納付期限は、相続が発生したことを知った翌日から10ヶ月以内となっており、それまでに相続税を納めなければなりません。

しかし、亡くなった方の遺産に現金があるとは限りませんよね?

現金がなく、不動産や有価証券のみの場合、クレジットカードで相続税を納付することができれば便利です。

相続税はクレジットカードで納付することができるのでしょうか?

実は相続税はクレジットカードで納付可能

相続税の納付は基本的に現金で行わなければなりません。

しかし、実は相続税はクレジットカードで納付することが可能です。

以前は現金でのみでしたが、平成29年1月4日からクレジットカードで納付することが可能になりました。

また、相続税だけでなく、贈与税や登録免許税など、その他の税金もクレジットカードでの納付が可能となります。

しかし、クレジットカードでの納付は、金融機関や税務署の窓口、コンビニエンスストアなどではできません。

クレジットカードで納付する場合、「国税クレジットカードお支払いサイト」を利用することになります。

この「国税クレジットカードお支払いサイト」は24時間利用することが可能です。

つまり、金融機関や税務署の窓口が閉まっている場合でも、クレジットカードで相続税の納付をすることができます。

相続税の納付はe-taxでもできますが、e-taxは平日の8:30~24:00までと利用時間が限られています。

そのようなことを考えると、相続税の納付はクレジットカードでする方が便利ですよね。

相続税の納付に利用できるクレジットカード

相続税の納付に利用できるクレジットカードは以下のようになります。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • TS CUBIC CARD

上記のように、国内で発行されているクレジットカードの多くを利用することができるためとても便利です。

また、クレジットカードで相続税を納めると、クレジットカードのポイントが付く場合もあります。

クレジットカードのポイントの還元率はカード会社によって違いますが、その内容によってはかなりお得になる場合もあります。

また、手元に現金がない場合でもクレジットカードの上限額までは納付することができるので、その点についても大変便利です。

しかし、クレジットカードで相続税を納付する場合の注意点は、納付できる額の上限が決まってるということです。

納付できる上限額は1,000万円までと決められているため、それ以上の相続税を納めなければならない場合は、他の方法を検討する必要があります。

相続税額は人それぞれ違うので、状況によって現金で納付するのか、クレジットカードで納付するのか検討してみるのもよいかと思います。

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